【SSH接続】Conoha WINGサポートでは意味が分からなかった|公開キーの作成・SSH接続設定

1.SSHキーペアの生成

↓PowerShellでSSHキーペアを生成

ssh-keygen -t rsa -b 4096 -f ~/.ssh/test -C "test@conoha

上記コマンドで以下のファイルが作成されます:

  • ~/.ssh/test(秘密キー)
  • ~/.ssh/test.pub(公開キー)

以下のようなパスフレーズ入力が出る場合があります。

Generating public/private rsa key pair.
Enter passphrase (empty for no passphrase):

この場合、2つの選択肢があります。

1.パスフレーズを設定する(推奨)

セキュリティを重視する場合は、パスフレーズを設定することをお勧めします

  1. 任意のパスフレーズ(パスワード)を入力してEnterキーを押す。
  2. 確認のため、同じパスフレーズをもう一度入力してEnterキーを押す。

メリット: 秘密キーが盗まれても、パスフレーズがないと使用できない。
デメリット: SSH接続のたびにパスフレーズの入力が必要(ssh-agentで自動化可能)。

2.パスフレーズなしで作成する

利便性を重視する場合は、何も入力せずにEnterキーを2回押してください。

  1. 1回目のEnterキー(パスフレーズなし)
  2. 2回目のEnterキー(確認)

メリット: SSH接続時にパスフレーズ入力が不要。
デメリット: 秘密キーファイルが盗まれると直接悪用される可能性。

キーが生成されると、次のような表示が出るはずです

Your identification has been saved in C:\Users\User\.ssh\test
Your public key has been saved in C:\Users\User\.ssh\test.pub

2.生成されたキーの確認

↓生成されたファイルを確認。

Get-ChildItem "C:\Users\User\.ssh\test*"

以下のように表示されると、OKです。

 ディレクトリ: C:\Users\User\.ssh


Mode                 LastWriteTime         Length Name
----                 -------------         ------ ----
-a----        2025/09/21     18:00           3434 test
-a----        2025/09/21     18:00            743 test.pub

3.公開キーの内容を表示

↓ConoHa WINGに登録するための公開キーを表示。

Get-Content "C:\Users\User\.ssh\test.pub"

この出力内容(ssh-rsa で始まる長い文字列)をコピーしておきます。
次のConoHa WINGでの設定で使用します。

4.Conoha WINGコントロールパネルにログイン

1.ConoHa WINGのコントロールパネルにログイン

ConohaWINGコントロールパネルへ遷移する場合は、こちら

2.SSH Keyの登録

コントロールパネルの左メニューから「サーバー管理」ボタンをクリック。

「SSH」ボタンをクリック。

「+ SSH Key」ボタンをクリック。

「インポート」ボタンをクリック。

以下の内容を入力。
ネームタグ: test
公開キー: 先ほどコピーした公開キーの内容を貼り付け

「保存」ボタンをクリック。

3.利用設定の確認

左の画像のように、
利用設定がONになっていることを
確認します。

4.

5.SSH configファイルの作成

1.PowerShellからconfigファイルを作成

次にPowerShellからSSH接続できるようにconfigファイルを作成していきます。

↓上の画像を参考にconfigファイルを作成(サーバー情報を実際の値に置き換えてください)。

@"
Host conoha-wing
    HostName ホスト名
    User ユーザー名
    Port 8022
    IdentityFile C:\Users\User\.ssh\test
    IdentitiesOnly yes
"@ | Out-File -FilePath "C:\Users\User\.ssh\config" -Encoding UTF8 -Append

2.作成した設定の確認

↓config ファイルの内容を確認

Get-Content "C:\Users\User.ssh\config"

6.SSH接続テスト

↓設定が完了したら、以下のいずれかのコマンドで接続してみましょう

# config ファイルを使用した接続
ssh conoha-wing

or

# 直接指定での接続
ssh -i "C:\Users\User\.ssh\test" -p 8022 ユーザー名@ホスト名

初回接続時は以下のようなメッセージが表示される場合がありますが、
「yes」と入力してEnterキーを押してください。

The authenticity of host '[ホスト名]:8022' can't be established.
...
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?

パスフレーズを設定した場合は、パスフレーズの入力を求められます。
設定したパスフレーズを入力してEnterキーを押してください。

Enter passphrase for key 'C:\Users\User\.ssh\test':

接続成功時は、ConoHa WINGサーバーのコマンドプロンプトが表示されます。

[ユーザー名@xxx ~]$

7.接続確認のための基本的なコマンド

↓現在のディレクトリを確認

pwd

↓ファイル一覧を表示

ls -la

↓サーバー情報を確認

uname -a

↓現在のユーザーを確認

whoami

↓SSH接続を切断

exit

または [Ctrl] + [D] キーでも切断できます。

SSH接続終了後は、
ConohaコントロールパネルのSSHで利用設定をOFFにすることを推奨します。

8.今後のSSH接続

今回の設定により、
今後は以下の簡単なコマンドでConoHa WINGサーバーに接続できます。

ssh conoha-wing

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